「広いお部屋」の話。ハスラー~部屋を便利に使い分けよう~:賃貸物件サイト「CHINTAI」

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チンタイな人々 押居A太が語る「失敗しないお部屋探し」 特集トップに戻る

お部屋探しのテーマ「広いお部屋」の話。

ハスラー ボクの幼なじみ、東郷の場合。

ひとりの時間も家族との時間もより充実。部屋を便利に使い分けよう。

 最高三千回、納豆を混ぜてみたことがある、なんか惜しいぜ、押居A太です。

幼なじみの、東郷。二歳年下の妹、やさしい母、無口でハードボイルドな父。

ある日、六年生になり中学受験を控えた東郷に自分の部屋が与えられた。

「オレ、本気だよ。今日から猛勉強するんだ」。
本当のところ、妹と一緒はもう恥ずかしい、という思春期にありがちな理由。

しかしそこから、2LDKの東郷家に亀裂が生じていく。まるで玉突きのように。

まず、兄と部屋をシェアしていた妹。
「お兄ちゃんばかり、ずるい」。妹は一時的に両親の寝室へ迎え入れられた。

これに乗じて母親は「おとーさん、いびきがうるさくて眠れない」。
戦況は三対一。

…はめられた!無口な父は思った。まもなく父はダイニングで眠ることになる。

ある日の夕食、無口な父の大好物、焼き魚だ。
父親は喜んで食し、幸せな夕べは終わったかに見えた。「臭い、眠れない…」。

…また、はめられた。その日の夜中、父親になってはじめて泣いた。意外と焼き魚の煙りは目に染みるのだ。

そんなわけで、東郷家は引越した。
東郷と妹はそれぞれに部屋を、無口な父は小さいながらも書斎を勝ち取った。

納戸だ。古いミシンを机に探偵小説を読みふけり、振り向けば時代に合わないフランス人形に微笑みかけた。
納戸だけにモノは増えていく一方だったが、父は自分の居場所に大満足だ。

家族に笑顔が戻り、ようやく家庭に平和が訪れた。

…ところで今、会社にはボクのデスクがない。
「押居くん、新入社員が入って来たから、キミはあっち」。

……?ここ、廊下、ですよね?

 

テーマ解説 へやかずによゆう【部屋数に余裕】
部屋数に余裕があれば、ひと安心
物件選びのときには、いくつ部屋が必要なのかを検証してみることが大事です。
子どもが大きくなったときのことや、収納のことなど、見通しをたてて部屋数を決めれば、将来困ることも少なくなるはず。ひとり暮らしの場合も、寝室と生活空間を分けたり、独立した書斎や勉強部屋があれば、メリハリのある充実した生活が期待できそうです。
部屋数が多いのも困りモノ?
専有面積に対して部屋数が多いと、ひと部屋がかなり小さくなることも。
広い部屋よりも狭い部屋のほうが冷暖房の効率は良くなりますが、各部屋でクーラーなどの家電製品を使っていたら、光熱費が家計を圧迫しそうです。 個々の部屋も確保しつつ、一つの部屋で家族の時間を過ごすようにすれば、
絆もいっそう深まるかもしれません。

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